笑顔の音

30歳主婦の子育て&美容日記♪ 幸せを呼ぶ笑顔になれますように‥

甘酸っぱいね~!笑

 

私は、今の主人が、

〝この人と結婚したい!!〟

と、ビビッときた相手ではありません。

←何、急に!怖い!笑

 

私は、高校時代、部活動の関係で、恋愛禁止でした。

←アイドルか(笑)

 

でも、好きな人は居ました。

 

同じクラスの野球部の4番、ガタイのいい人。

パッと見、怖い見た目だけど、

ものすごく優しい人でした。

 

3年生の夏、

私は寝坊してしまい、

駅まで自転車をかっ飛ばしました。

←いつもなら15分はかかるのに10分かからなかった。

 

その日は凄く暑い日でした。

電車に乗ったら、

〝あら、、何だかちょっとクラクラする..。〟

 

でも、この日はテストの日だったので、

遅刻する訳にはいかず、、

 

学校の最寄りの駅に着いた途端、

目の前が真っ暗になって、倒れてしまいました。

熱中症だと思います。

 

友達が慌てて駅員さんを呼んでくれて、

駅員さんが、学校に電話してくれて、

保健の先生と、もう一人、運転役の先生が迎えに来てくれました。

 

私は、その頃には目が覚めて、

〝あれ..? 何でここに..?〟

←記憶がない。

 

保健の先生に会った瞬間、

あまりに顔色が悪いのと、汗をたくさんかいていて、

ビックリされました。

 

保健室でしばらく寝て、

だいぶ回復したので、

そのまま遅れてテストを受けました。

←後日テストを受けると、3割引かれる。

私はいつも一桁だったので、3割引かれたら無くなります。怖

 

テストを終えて、先生に、

「先生、ありがとう! もう治ったから部活行く!」

と言ったら、

「なにバカな事言ってるの!今日は無理よ!

お父さんに電話したから、迎えに来てくれるまで待ってて!」

と言われ、

〝わーん!今日、部活出来ないの~!〟

と、ショックを受けていました。

 

お父さんが到着し、

「お父さん! 来てくれたとこ悪いんだけど、

みぃ、部活やってくから!

帰っていいよ!」

←超自己中。

 

これを聞いてた先生は、

「だーかーらー!今日はダメ!帰りなさい!」

 

怒られました(泣)

 

泣く泣く帰りました。

 

家でポーっとしていると、

メールが届きました。

 

「誰だろう..?」

と、メールを開くと、、

 

題名に

「はじめまして。」

と書いてありました。

 

知らないアドレスからでした。

 

本文を読むと、名前が..。

 

〝私の好きな人からだーーー!!〟

 

皆勤賞の私が教室に居ないのを心配して、

私の友達に聞いたとこ、

『駅で倒れちゃったから、メールしてあげて。』

と、アドレスを教えてくれたみたいです。

 

私は男子と会話する事がなかったので、

←人見知りと緊張で..。

当然、その彼とも話した事はなかったです。

 

ただ、遠くから見ているだけで十分でした。

←ストーカー(震)

 

彼も、シャイだったので、

女子と話しているとこは、あまり見た事なかったです。

←一度、仲の良い女の子と、登校して来るのを見てしまい、

とてもショックでした。

この世の終わりかと思うほど、落ち込みました。

 

あぁー!話が逸れました..。

そう、それで、メールが来て、

「大丈夫?」

みたいな内容でした。

 

それから、

ちょくちょくメールするようになりました。

 

私は吹奏楽部で、その彼は野球部なので、

野球の試合の日は、野球応援で演奏しなければなりません。

 

その夏の試合当日の朝、、

私は一人で駅の階段を歩いてました。

すると、少し先に彼の姿が..。

彼も一人でした。

 

私は、

〝チャンスかもしれない!〟

と思って、走って彼に近付きました。

彼はイヤホンで音楽を聞いていて、

私が近づいた事に気付いてません。

 

私は、〝ポンポン〟と肩をたたきました。

彼が振り向いてイヤホンを外してくれたので、

「今日の試合、頑張ってね。応援してる!」

と言いました。

彼は、

「良いとこ見せれるように頑張るから見ててね!」

と答えてくれました。

←心臓飛び出るかと思った。

 

私はこの一言で、顔が赤くなってしまい、

火がでそうだったので、

走って逃げました。

←不審者(笑)

 

それから少しづつ話をするようになり、

文化祭の準備なども一緒にするようになって、

仲良くなっていきました。

 

遂に卒業の日。

私は、気持ちを伝えられずにいました。

〝このまま終わっていくんだろうな、、〟

と思っていました。

 

卒業式の後、

保護者と生徒が集まって、担任の先生の話を聞いている時、

「誰?あのべっぴんさん! 誰のお母さん?」

「○○君のお母さんだよ!」

という会話が聞こえてきて、ふと見たら、

ものすごい美人なお母さんが。

彼のお母さんでした。

 

〝わー!こんな美人なお母さんなんだ。

羨ましい! 全然似てない!〟

←失礼。

と思いました。

 

先生の話が終わり、自由時間になりました。

 

私は、皆から卒業アルバムに一言書いてもらう為、チョロチョロしてました。

 

そこに、あの美人なお母さんが近づいてきて、

みゆきちゃん、うちの子と写真撮ってくれない?」

って言うではありませんかーーー!!

 

私は一気に挙動不審になり、

「あ、あ、あ、私で良いのでしょうか、、」

とか言ってる間に、

美人お母さんが彼を連れて来て、

「はい!チーズ!」

「ありがとね~!」

と言って、去って行きました。

 

その後、それを見ていた彼の友達が、

「みいちゃん、あいつの卒アルに一言書いてやってよ。」

と言われたので、

「私も書いて欲しい!」

と言って、彼とアルバムを交換しました。

 

書き終わり、アルバムを受け取って、見てみると

〝もっと早く仲良くなりたかった。〟

という文と共に、長文が書いてありました。

 

私は嬉しくなって、これでサヨナラでも悔いはないわ~!

とか思っていました。

 

その日は、私は部活の方で挨拶をしなければならなかったので、

皆より早めに教室を出ました。

 

部室での挨拶が終わり、外に出ると、

もう皆帰っていました。

〝教室に行って荷物をまとめて私も帰ろう~!〟

と教室に入ると、

彼だけ残っていました。

←何故かは分からないです(笑)

 

私は、二人きりになるのは、

とても恥ずかしく、気まずかったのですが、

荷物を取らないと帰れないので、

教室に入りました。

 

私は、後輩に卒業祝いで貰った、

ケーキを手に持っていました。

 

何も会話しないのは気まずまいので、

「あの、、良かったら、このケーキ、食べる?」

と聞くと、

「良いの?食べる!」

と言ってくれたので、ケーキを渡しました。

 

私が荷物をまとめていると、

「さっき、母ちゃんがいきなりゴメンね。」

と言ってきたので、

「全然だよ!ありがとう!」

と言うと、

「良い記念になった(笑)!

これからも、たまにメールしていい?」

と言われたので、

「こちらこそ!私もメールする!」

と言って、バイバイしました。

 

その後、彼は野球の強い大学に進学し、

私はユニクロでバイトしてました。

←つまりプー太郎。

 

次第に、

バイトが終わると車で迎えに来てくれるようになり、

海に寄って、夜中まで話して、家まで送り届けてくれました。

 

私も、彼が試合の時は、

手作りのお守りを作って、応援しました。

 

私は、次の年度に、東京の音楽大学に入る事が決まっていました。

←つまり浪人。

 

私は、女子寮に入る為、

引越しの準備やら、入学の準備やらで、

ユニクロを辞めました。

←2月くらいでした。

 

入学するまでの間、

頻繁に彼と会うようになりました。

 

〝こんな時間を過ごせるのも、あと少しだなぁ..。〟

と思いながら、

いつものように、浜辺でお話していると、

沈黙が続きました。

いつもと違う雰囲気で、私はオドオドしていました。

 

緊張して、あまり記憶がありませんが、

彼は、

「付き合って欲しい。」

という事を伝えてくれました。

 

私は、もちろん

「はい、お願いします。」

と答えました。

 

私が東京に行ってからも、帰ってからも、

ずっとずっと一緒に居ました。

 

〝この人と結婚したい。〟

という想いが、どんどん強くなっていきました。

 

私の25歳の誕生日。

2人で過ごしました。

12時を迎えると、彼が、

「はい、これ、誕生日プレゼント。あけてみて?」

とプレゼントをくれて、

キレイに包装してある紙をほどくと、

指輪が入っていました。

 

私はとても幸せな気分になり、

本当に本当に素敵な時間を過ごしました。

 

彼は私を降ろしたあと、最初の曲がり角で必ず

ブレーキランプを5回点滅させて帰る事が恒例でした。

 

この日も、いつものように帰宅しました。

 

そして、私は部屋で一人、

幸せの余韻に浸っていると、

突然電話が鳴りました。

 

電話の相手は彼です。

 

いつもだったら、メールで

「今、電話出来る?」

と確認してから掛かってくるのに、珍しいな~。

と思って出ました。

 

「ちょっと今すぐ外に出てきて?」

と言われ、

パジャマのまま出ました。

こんな事は初めてでした。

 

何事かと思い、彼の車に乗ると

 

「ごめん、、別れてくれ。」

 

突然言われました。

 

え、、?

昨日、指輪を貰ったばかりなのに、、?

いきなり何?

 

頭が混乱して涙も出ません。

 

だんだん、手が震えてきました。

心臓もバクバクして、上手く言葉が出てきません。

声を振り絞って、別れたい理由を聞きました。

 

私は何も言えなかったです。

ただ、泣きながら

「○○君と結婚したかった..。」

とだけ言いました。

 

彼は一言、

「ごめん。」

とだけ言いました。

 

 

あれから7年経ちますが、

今でも忘れられません。

 

彼と共通する友達とは繋がりをなくしたので、

彼が今、

どこで、どんな生活を送っているか、

分かりません。

結婚しているのか、していないのかも

知りません。

 

私は地元を離れたので、バッタリ会う事もありません。

 

ただ、一つ願う事は、

〝どうか、幸せに暮らしていて欲しい。〟

 

きっと、彼だったら、

良い旦那さんになり、良いパパになるでしょう。

もうなっているかも知れませんが、、

 

〝どうか、私より幸せな人生を歩んで欲しい。〟

こう願うばかりです。

 

もし、もしも、一つだけ願いが叶うなら、

私が死ぬ前に一度でいいから会いたいです。

いや、会いたいなんてワガママ言わないから、見かけるだけで十分です。

どこかですれ違うだけでも、、

ただ、一目見たいです。

幸せそうな顔を見れたら、もう満足です。

 

 

長文になってしまいました。

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます(*^^*)

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