息子の前では泣けない、泣かない。
明日、子宮頸がんの精密検査です。
今日は、明日の検査が出来るか、内診に行ってきました。
大学病院なので、時間が長くかかると思い、実母に来てもらい、息子の子守をお願いしました。
朝は主人に送ってもらったので、すんなり病院に着き、待ち時間もそれほど長くなく、診察に呼ばれました。
超音波検査、内診が終わり、先生にお話を伺いました。
「明日の精密検査の結果で、これからの治療法を決めます。
今の段階では、手術になるかも、放射線、抗がん剤をするかも、まだ分かりません。
二週間後に結果が分かるので、それからどうするか決めましょう。」
と言われ、病院を出ました。
すぐに家に帰る気になれず、フラフラしていたらお昼を過ぎたので、カフェに寄りました。
こうして一人でお茶するの何年ぶりだろう。。
妊婦の時、よくここのカフェでお昼食べたなぁ。
ポテトに塩をふりまくって、辛くして食べたなぁ。
とか思っていました。
家で子宮頸がんの事を調べて、暗い気持ちになりたくなかったので、ずっと避けていましたが、今は一人。
ちょっと調べてみよう、と、ノートとペンを出し、調べて書きました。
不安になるのを覚悟で調べましたが、やはり不安になってきたので、キリのいいところで止めて、家に帰りました。
帰宅すると、母と息子は庭のお砂場で遊んでいました。
息子が楽しそうにしているのを見てホッとしました。
息子がお昼寝をしている間に、
母に、病院で先生にされた説明をしました。
とにかく大丈夫だから、心配しないで。
と言いましたが、母は目に涙を溜めて
「お願いだから、お父さんとお母さんより早く死なないで。」
と言いました。
私は、この言葉を聞いた瞬間、
〝娘〟に戻りました。
いつも「母親なんだから、しっかりしなきゃ。」と、息子の前では泣けなかった、泣かなかった。
まだ小さい息子に心配をかけたくなかったから。
でも、母にとっては、私は娘です。
お母さんって、すごいですね。
久しぶりに母に会ったのも相まって、涙が溢れました。
明日は精密検査。
母にもらったお守りを持って病院に行ってきます。
きっと、大丈夫。
だって、そうやっていつも乗り越えてきた。
だから、大丈夫。大丈夫。